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引きこもる。

山となっている本の数々に手を付けるつもりがつい、メインではない方の本に読みふけってしまう日。それはそれで意味がある。少し罪悪感を感じたりもし、余白も必要なのだと言い聞かせる。朝からちょっとした粗相でスタートして、読みふけった方の本から現在のコンディションを知ったり打開したりするヒントを得た。すべて必要なこと。こうして一歩一歩進んでいくのだ。これまでもそうしてきた。そうして生き抜いてきたのだった。
今日のヒントはなかなかおもしろく、胸を少しだけざわつかせるものでもあり。心構えは出来た。

食器を集めるのが趣味だった。一応過去形にしておく。本当に久しぶりに出してきたカップ＆ソーサーでカフェオレを淹れた。北欧のアンティーク食器。縁に欠けがあるがそこがまたよき。いつが金継ぎをしたい。金継ぎが合うのかどうかはまだ検討の余地あり。
おやつにあり合わせの食べ物をお皿に盛りつける。お皿は日本の作家さんのものだ。ホッとひと息つく。美しいものの佇まいに心が癒される。

選挙戦が終わってからもしばらくスーパーで買い物をすることを躊躇していたのは、次に訪れる日常がよくわからなかったからだ。買い物をしていいかどうかわからなかった。今お家にあるお野菜は玉ねぎとサツマイモ半分。
今日のお昼ご飯はひやむぎの温かいやつ。見た目はヒドカッタ（笑）けど味は普通。完食。

玄関を開けると予想通り置き配で数冊の本が届いていた。「地方自治法」「自治体財源のツボ」「法学入門」「最先端の自治がまちを変える」「自治体連続破綻の時代」…。電子書籍にないものはやむを得ず紙で購入した。
元々紙が大好きなのだ。美術大学はグラフィックデザイン科を卒業していて、卒業制作は版画刷りの挿絵の絵本だった。が、主に経済的な理由からずいぶん前にメインは電子書籍に切り替えた。以来紙の書籍はどうしても、という場合以外は泣く泣くあきらめたものだった。が今回、党からの推薦図書には紙媒体のみの本も多い。

明日も原稿書きと調べ物、勉強を。少しは外に出なくては。意識しないとすぐに引きこもりになってしまう。