青森の奥地の私の実家の周りには、さわい(沢居)家の本家や幾つかの「さわい(沢居)家」があります。
本家のある地名は「狼ノ沢」。つまり私の苗字の「さわい(沢居)」は「狼の住む沢に居る」という意味なのです。
これはお世話になった隣村の当時、教育長をされていた方からのお墨付きのお話です。
私は狼に対して深い縁と思い入れを感じるようになりました。
狼を訪ねてモンゴルを旅したこともあります。
日本狼は時の御上の駆除政策で遂に絶滅してしまったと言われています。
そして生態系が崩れ、その影響で他の動物が増えすぎてしまうなど様々な問題が起こりました。
人間の勝手な都合で絶滅に追い込まれたいのちのことを考えるとなんとも言えない悲しみ、喪失感が胸に広がります。
今なお、多くの生き物が絶滅の危機に瀕し、実際に絶滅に追い込まれています。
自然環境はいのちそのもの。人間もまた自然そのものです。自然環境を破壊することは人間を破壊すること。
私はいのちがいとおしく、いのちをできるだけ守りたいと考えています。
そしてすべてのいのちの源である水、空気、土の安全を守りたいと願っています。