書類提出を済ませてホッとする。
道に寝ている男性がいるんだけどあの人大丈夫かなと言うと、僕も声かけたんですけど意識ちゃんとしてました、一回起きてまた寝ました、と笑う。この後保護猫活動のイベントに行くのだという。
「ほんとはタイヘンだったけど、タイヘンだと言ったらさわいさんに頼ってもらえないと思って、全然大丈夫です！って嘘を言いました。」トトさんがぶっちゃけて、事務所に集まったボランティアの皆さんを沸かせたのはつい先日のこと。いつも120％の肯定で支えてくれた支援者のひとりだ。
熱烈な山本太郎代表の支持者でもある。活動をスタートした頃なぜれいわなのかと聞いたことがある。「山本太郎さんは10年もずっと変わらず同じことを言い続けているの、すごいと思って。信頼できます。」20代の若者だと思っていたのに30代後半だと知り驚いたのもその時。
「今回たくさん当選してくれてすごく嬉しくて。僕の周りでもれいわの評判がよくて、頑張ってるって言われる。れいわは広がっている。」弾んだ声だった。
ファミリーレストランで打合せを済ませる。区役所の裏手側、休日用の窓口で警備の方に挨拶をして中へ入る。人気のない施設内を通って選挙管理委員会の事務所へ。既に訪問者がいる気配。対応をひとりでされているらしかったため受付で待つ。出て来られたのはいつもの方ではなかった。「職員も休ませないといけないのでね、」さあどうぞ、と会議室に通される。
パチパチと電卓を叩く音が響く。「私たち職員にとっても4年に１度のことで、ちゃんと確認しないと…。」書類をめくり、資料と照らし合せながら確認が進む。「選挙管理委員会は選挙が終わるとヒマなんでしょうといわれることもあるのですが、小学校などへの出前授業が始まるので結構忙しいんですよ。前回の区長選の頃は殺人的スケジュールでした。」出前授業の件数は年々増加しているらしい。「今は投票所に子ども達も連れていけるんですよ。でも投票率を上げるのはなかなか、ですね…、」その時だけ顔をあげて頭をかくようなしぐさをされた。
これから事務所に行きますとLINEをして電車に乗る。書類の提出が済んだのでホッとした。
今日の街宣車周りでは名前を間違えないようにしよう。言葉に力が宿り始める。その気配を感じる。
2023年05月06日 22:53
