福島視察2日目
福島2日目。今日はフィールドワーク。
最近建物の解体がどんどん進んでいるらしく、案内してくださった福島の住民の方さえ驚いていらした。
⚫︎空き巣の被害
窓ガラスが鍵のところで破られている。空き巣被害の跡も生々しい家を幾つか拝見した。
子ども用の自転車が立て掛けてあったり、お店兼住居だったり。当時の生活、家族の気配が想像できる。
まだ線量も高いのに、住むことを許され始めており戻ってくる人もチラホラと見受けられる。
ご高齢で、放射線被曝のリスクを負ってでも最後は故郷で暮らしたい、そういった「覚悟の帰還」であることを理解してほしい、そう言われた。
⚫︎縄文遺跡
出土した土器や埴輪、せとものなどを展示している博物館や、アーカイブ展示へ。
魚を釣るための道具の数々、貝塚から知る縄文人の食べ物…魚や貝などを見ていたら、太古の昔から海の恵みと共にあった土地なんだなあとしみじみ思う。
原発、放射能は、いのちを脅かすもの。
罪の深さを感じて震え慄く気持ち。
⚫︎避難の状況
国や県からほとんど情報が来ず、町はインターネットなどを通じて自力で情報収集していた。
痺れを切らした自治体が独自で避難を決定して早朝に移動、その後、原発は最初の水素爆発。
信じられない…。
311の起こる前からずっと、勉強するたびに原発はもうあり得ないという思いを強くしていた。
311が起こって10年以上経っても、勉強しても勉強しても、原発はもうあり得ないと確認するだけ。
いつまでどこまで確認すればいいのかと思う。
なぜ原発は止まらないのか。
⚫︎帰宅してまずお洗濯
旅の後片付け。山盛りお洗濯。
⚫︎今日の写真
今回ご一緒させていただいた豊島区の塚田ひさこ議員と。
2024年05月02日 22:10