東日本大震災復興特別委員会 傍聴
会派 現役世代に優しい新宿さんが売掛金テーマでAbemaTVに出演したり、区議会でも超党派有志で学習会など開いて動こうかーと話題が出始めた頃に、サッと申し入れを提出したのが日本維新の会・新宿区議団さん。マスコミが反応して問合せが相次いだそう。
と思ったら、区長が動いた。そしてあれよあれよという間に記者会見。
「ホストクラブとの連絡会」次第のお知らせ
昨日の午後の開催で昨日の午後に会派ポストに入ったらしい。朝ポストを確認してそのままにしてて、今日見た。うん。もう終わってるね。
ちょうど新聞記事に報道があったので、そこで内容を知る。
タクシー運転手さん談話
少し前に、自宅からだと交通の便があまりよくない場所での勉強会に行かなくちゃならなくてタクシーに乗った時に、運転手さんから聞いたお話を思い出す。
「ホストクラブ帰りの女の子乗せることがあるんだけど、ため息つくんだよね。ハァーッて。聞くと、ひと晩で何十万、何百万も使っちゃった、って。ハァーッてね。そういう女の子が飛び降りたーとか、最近もあったよね、路上で刺したーとかね…。」
高揚
農園勤めの時に、なるべくお金を持たずに農業して生活しているひとと出会った。1人で放浪しておられる。寂しくないのー?と何気なく聞いたら、ちょっと怒った風に「寂しくないひとなんているんですか?」と真顔で返された。不用意な質問だったと反省した。
日々は同じことの繰り返しなのだと大人になって知ったな。美しい部屋に住んでも、住んでたらずっとそのままではない。掃除をしてメンテナンスし続けないといけなくて、新品の喜び、手に入れた喜びというのは一瞬だ。
その「生活」という同じことの繰り返しに耐えながら丁寧に向き合い続ければ、確かにある充足を発見できたりもする。同じことの繰り返しはまるで自分を鍛えているみたいな感覚。
都会のような煌びやかな刺激のない田舎暮らし。早朝、朝日がキラキラひかる畑で土に向き合い「ずーっとこのままでいいなあー」と感じたあの感覚。
一方で町を車で走っているとパチンコ屋さんの広大な駐車場に、どこからわいてきたのだろうと不思議になるほどたくさんの車が留まっているのを見た。店内の爆音の中で自分の感覚を鈍化させて自我を手放す開放感を想像する。
違った種類の、しかし同じ「高揚」なのだ。そのコントラストを強く感じた。便利さってなんだろうともつくづく思ったな。
港区と新宿区の違い
タクシーの運転手さんはこんな話も。新人の頃道がわからなくてよく怒られて、辞めようと何度も思ったと。だいぶ年齢重ねてから運転手になって、最初は本当に辛かったと。
「でもいいお客さんがいてねー、教えてもらいながら覚えましたよ。そういういいお客さんがいたから続けてこられたの。ありがたいよね。」
「道がわからないと承知すると、港区のお客さんは、あ、じゃあいいわ、と黙って降りるの。もう非常にドライ。新宿区のお客さんは怒りながらも教えてくれながら乗ってくれたね。見切りが早いのが港区のお客さん。経営者が多いからなのかなあ。」
「僕はねー、新宿が好きだなー、」と運転手さん。
参議院会館へ
区議会定例会の真っ最中ではあるが、山本太郎代表の質疑傍聴へ。連れて行きたい方がいて2名枠をお願いしたのだけど、その方が体調不良になってしまわれて1人で行った。
東日本大震災復興特別委員会
放射能汚染水の海洋投棄について。*代表は「処理水」と仰ってたかも。
%ではなく総量が問題であるという指摘、半減期や生態濃縮の問題、測定についての驚くべき不備を暴くなど。
これぞれいわ新選組、山本太郎代表という素晴らしい質疑だった。
山本太郎の国会質問!参議院・東日本大震災復興特別委員会(2023年12月6 日16:30頃~)
立ち位置の違い、深さの違い
代表はしかし、素晴らしい質疑を目指しているわけではない。
さわいは竹内敏晴先生という演出家の方の「ことばとからだのレッスン」を経て多分自分自身に出会い直し再生を果たした。
その竹内先生の言葉。「出会いには深さがあって、どうしても深い方が傷つくのだ。それはどうしようもないのだ。」
傍聴していて、なんていうかすごく孤独だなあと感じた。はりぼての日本。
決定的に立ち位置が、深さが違うんだな…。呼応するものがいない冷たい荒野の叫びのようだった。
2023年12月07日 01:06