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映画「ストーキング・チェルノブイリ」

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今日は中野へお出かけ。間違えて前の職場の最寄駅で一旦降りてしまった…。同僚に会うかな、と思ったりもしたけれど、誰とも会わず。
目的はこの映画の上映会「ストーキング・チェルノブイリ」。ちょうど、放射能事故の後を見据えるにはチェルノブイリのことを調べなくては、と思ったタイミングで原子力資料情報室からの案内が届いた。こういう時は「呼ばれている」。

自分の期待していた内容ではなかったものの、心に一石を投じる内容であったことは確かだ。むしろこの心の波紋こそが今必要だったのかもしれない。

放射能汚染の危険地域に合法であれ非合法であれツアーする人々…被曝やいのちの危険を顧みず自身の好奇心と刺激を求めてダークツーリズムに魅了される人々。そして、福島の原発事故後「帰りたい」と願う人々がいる。それぞれのこころの出発点は異なっていながら、結果としては同じ行為となる。
避難先に希望を見出すことができなかったのは行政の失敗でもあるのだ。そもそも元はと言えば原発政策が間違いだったということなのだけれど…からまった糸がどんどん拗れていく。

こんな映画もあったな。
本橋成一監督作品『アレクセイと泉』予告編
かつては600人が暮らしていたというブジシチェ村の住人は、原発事故後には55人の老人と1人の若者・アレクセイだけになった。村の学校跡や畑、森、採集されるキノコからも放射性物質が検出されるが、村人の生活に欠かせない“泉”からは検出されなかった。


高濃度に汚染された土地に人間は野生動物のようには無自覚に住むということはできず、町は名前を失い森となっていく。その森には静けさと野生動物と澄んだ星空が戻り、時の洗礼を受けた建築物はある印象的な風景となって人々のこころを動かす。
何代にも渡って受け継がれた土地を原発事故によって奪われ、かつての自分の家をそういったダークツーリズムによって見ず知らずの他人に踏み荒らされる痛みについても語られた。

被曝という自分の寿命と引き換えのダークツーリズム。
福島のその後を見届けたいという思いでチェルノブイリを訪ねる合法のツアーと、乱暴に言ってしまえば「野次馬」根性の非合法のツアーとでは何の違いがあるのかと、非常に微妙な話題にもスレスレに触れられる。

当たり前に被曝を心配して「そう言った非合法のダークツーリズムはダメだ」という善意が語られたり、被災者という当事者に共感しきれない気持ちを感じたりして、胸が重く苦しくなる。
「誰も取りこぼさない社会」を目指している。しかしそのセイフティーネットから自ら飛び出していくいのちがあることを思う。

果たして本当に「野次馬根性」なのかな…。
日本でもそうだけれど、いのちの価値はどんどん軽くなっているのではないかな…。映画の中で「ゾーン(…チェルノブイリの危険区域)」の水を”きれいで安全だ”とダークツアリストが汲んで飲むシーンが出てくる。水面の空間線量だけ測っているのだ。それで水の線量はわかるはずもないのに…。

これが今の虚構の世界。原発は安全だと宣伝し続けて本当のことはいつも隠されてきた。
人間は生身では何よりも弱い生き物だから、社会という徒党を組んで、頭脳という頭を使って「安全」を確保するために野生動物をはじめとした危険を排除し見えなくさせてきた。原発もそうだ。本当のことを隠した。その結果の、この世界なのではないか。ダークツーリズムに参加する人々は、本当の世界に触れたい人々ではないのかな。触れたいというか、惹かれた人々…??本当のことの刺激に抗えない人々…??安全って退屈だ…。でもそれは「嘘の安全」なんだけれど。

全て詳らかに明らかにするべきなのだ。
生き物を残酷に殺して肉食している事実も、原発の危険性も、自然との共存にはいつも恵みと背中合わせの脅威が存在することも。全然退屈な世界じゃない。狂ってるんだから。

チェルノブイリのある作業員は、給与がいいからと家族の心配をよそに4年間 高線量の作業場で働いて、退職後6年で甲状腺癌にかかって亡くなったと、その作業員の娘さんが語った。
どんなに高線量でも何食わぬ顔をして働かせ続ける原子力産業。
80ベクレル被曝しても、まだ100ベクレルいってないからいいだろうと言われる20代作業員。

そういう残酷な、嘘ばかりの社会に傷ついている人々がいる。我慢しきれず、見えないぐるぐるの縄を自ら切って飛び出して、一見そうとは言えないけれど実際は確実に自死へ向かっていくいのちがある。
チェルノブイリの事故後の人間がいなくなった自然の美しい風景は、だから「癒し」たり得るのかな。結局死ぬのなら、嘘のない世界で自分を晒すということにある自由を感じるのではないかな。惹かれるのも無理はないのかな…、という考えに行きついてしまうのだけれど。…あまり共感は得られないのかもしれない。

「癒し」はひと時の幻想ではあるのだ。だって生きている私たちの世界はチェルノブイリの外にある。
映画は自分の中の荒ぶる感情の目を覚まさせるものでもあった。


明日はよだかれんさんお迎えしてのお話し会。まだなんにも準備できていない。
さわいめぐみとお話し会 11月3日祝日・4日土曜日


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