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しんじゅく女性団体会議 日帰り研修会、くしぶち議員のオンライン勉強会など

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9時前に区役所近くのコンビニの前に集合。本日はしんじゅく女性団体会議 日帰り研修会に参加。昨日福島から帰って夜は早寝して備えた。集合場所に行く前に議会控室に寄って植木の水やりも完了。

最初に向かうは、国立女性教育会館(NWEC)←ヌエック。男女共同参画社会を実現するための推進機関。
図書館、レストラン、研修棟、実技研修棟、宿泊棟を完備する施設だった。立派な調理室、陶芸室、茶室、音楽室、体育館などを備えている。図書館の資料はジェンダー問題に特化。地方自治体の非売品の資料などもある豊富な品揃え。わおー。いつか勉強会などで使わせていただきたいものだ。

お昼ご飯の時間は子育てに関する支援を行っている団体の皆さんと情報交換。価値観の移り変わり、デジタル化、女性の貧困など話題は尽きない。受刑者の方を支援する団体の方に、今度勉強させてくださいとお願いしたりなどする。
午後から1時間ほどの男女共同参画についての講義。講師は専門職員の中野さん。

「本当に公平公正であるとはどういうことか」
ここで言われているのが「公平」であって「平等」ではないというところがポイント。

「例えば、私の身長が160センチだとします。私の前に私の身長と同じ高さの塀があるとします。その向こうで大谷選手の試合をやっている。塀があって見えないので、40センチの踏み台に乗りました。大谷選手が見える。今日は投げるのかな、ワクワクしながら待っていると、子どもが100センチの身長しかないんですね。じゃあ同じように君も40センチの台に一緒に乗ろうって言って乗ります。でも100センチの身長だと40センチ足しても140センチだからまだ全然何も見えないですよね。

要するに、私より背の小さい子が40センチの踏み台に乗っても何の足しにもならないということですね。ともに大谷選手のゲームを楽しく観戦しようというそのスタートラインに立とうと思うと、子どもは100センチの台に乗らなきゃいけないんです。”2人ともが”ということですね。ジェンダー平等についても同じことが言えると思います。」


区議会の代表者会議で何度も言われる「平等」理論に対して「公平公正」ということはなかなか伝わらないことを思う。制度の力は大きい、ということも言われていた。仕組みを作るのにまず、今の制度を乗り超えていかなくてはならないというジレンマ。

「ジェンダー・ギャップ指数1位のアイスランドがどういう国づくりを進めて男女平等度を上げていったのか、本当に学ぶべき部分があると思います。
125位の日本は、アイスランドへの道のりより、下に下がるアフガニスタンへの道のりの方がよっぽど近いんですね。この危機感を本当にもうちょっと国の政策を考えるレベルでもそうですし、私たち国民のレベルでも危機感を持ってみていかなければいけないんじゃないかなと思います。」



講義を終えて今度は、原爆の図 丸木美術館へ移動。
「原爆の図 丸木美術館」
画家の丸木夫妻は30年以上の歳月をかけて共同で全15部の原爆の図を完成させた。広島に原爆が投下されたという知らせを聞いて駆けつけ、目の当たりにした惨状、多くの被曝体験者の証言をもとにそれらは描かれた。

「丸木夫妻は初めに原爆の図を描いたときは、私たち日本人がこれほどの苦しみを受けたことを世界に伝えなければいけないという気持ちで描いていたのですが、日本中、世界中回っていく中で、戦争を自分たちの被害だけで語っていてはいけないのではないかと思うようになるのです。」

原爆から始まったそれらの絵の制作はやがて、南京大虐殺、アウシュビッツ、水俣、水爆実験、原発へとテーマを広げていく。

「戦争で自分たちが傷ついている。同じように他所の国の人たちも命を奪われていく。人はつい自分たちの被害には敏感になるけれども、他人の痛みを想像するのはとても難しいことなわけです。でも本当は命に線を引くものではない。自分たちの命だけのことを考えていたのではいつまでも戦争はなくならない。70年代以降の丸木夫妻の作品のテーマはシフトしていきました。中国大陸で日本の兵隊がたくさんの人を傷つけ暴行しているようなものが描かれますし、ヨーロッパでユダヤ人がアウシュビッツで大量に殺されるようなテーマも描かれています。さらに、戦争だけが人を踏みにじるものではない。暴力というのはいつの時代にも形を変えて現れ、原爆だけが人の命を奪うものではないということに気づいて、水俣病という公害問題であるとか、原子力発電所の問題なども描くようになっていくんですね。」

原発推進の構造、湯水のように投入されるお金の流れ、拡大する放射能汚染の状況、日本のプルトニウムの保有量を見れば、核の平和利用などという言葉は虚しい。

「戦争の暴力から環境の問題まで、命がどのように傷つき奪われていったのかを考えて、最もつらい苦しい思いをした者の視点から世界を見ていくというのが、丸木夫妻の作品の非常に重要な点ではないかと思います。」


帰りのバスの中では共産党の同期議員とお喋りに花が咲く。いろいろとぶっちゃけた話をして大笑い。仕事の悩みを打ち明けたりなどする。
議会では他党の議員との交流は実はあまりないので貴重な時間だった。


宅急便が届く予定だったことを思い出して急いで帰宅。
夜はくしぶち万里議員主催のオンライン勉強会。

20日から始まる国会で取り扱われるテーマ、くしぶち議員の視察の報告…主に非核、平和外交についての内容だった。六ヶ所村の核燃料再処理工場の話題も出る。
一連のことが本当に全部繋がっていることに胸を掴まれる思いがする。脱原発運動をしていた頃、運動の先輩方から聞いていた。「どうしてわざわざ、厳重に密封してある使用済み核燃料の封印を解くという危険を犯してまで国が再処理にこだわるのか。再利用という名目で全てが資産となるからくり。そして本当の狙いは、プルトニウムを保有して核爆弾を作りたいから、戦争したいからなのだ。」まさか、と思ったものだ。信じたくなかった。

核保有は抑止力になるか。否。否だ。
2023年10月20日 21:29

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