政策研究会の合宿から帰宅
準備してから考えよう。荷物をまとめてチェックアウトを済ませたらもうあまり時間は残っていなかった。
すでにIさんはじめ、皆さんがテキパキと動き始めていた。
昨日予想外に参加者が多くて会場からひとが溢れてしまったことを反省して、当初の申込者より多めの椅子を用意する。スクリーンをギリギリ見られるかな、という位置まで配置を下げると、他のスタッフさんが反対の方に詰める。それぞれに考え方があるのだ。会場の広さに余裕はない。ひとが動けるギリギリの幅、空間を確保とスクリーンの可視性をなんとか保証できる位置、充分な座席数。あーだこーだと声を掛け合いがながらセッティングしていく。
分科会が始まってそっと見渡すとほぼ満席。
タイムキーパーを頼まれたのをすっかり忘れていた。講演者の真ん前を陣取って受講。メモを取るのは諦め、時計をチェックしながら進行を見守る。昨夜の交流会ではハラハラする場面がなん度もあったが、今日はハプニングも乗り越えて時間通りに。
当日の助っ人として動いていたれいわ新選組の川畑よしとも議員が、PCのオンライン設定に四苦八苦されていた。講師の方の資料を画面がスクリーンに映らないとかこの資料じゃないとか、随時対応されている。Iさんらのサポートも入りながらなんとか全講座を終えたが、突然の重要ポジションの仕事ですっかり気力を使い果たしてしまわれたらしく、オプショナルツアーをキャンセルして帰宅されたと後から伺った。感謝と心苦しさ…。
カメラを何台も入れてスイッチしながらオンラインで中継、複数の会場も結ぶレベルの高い機器設定。ある程度スキルがあったら楽しそうだし、役に立てそうだなぁなどと思う。
オプショナルツアーは神宮外苑のフィールドワークと神楽坂のまちづくりの視察。前半はスピーカー持ちとして動く。
実際の現場を見て話を聞くとやっぱり違うな、と実感。伊藤忠商事が建てようしているビルの高さに愕然としたり、神宮球場の回廊の美しさに惚れ惚れしたりなどした。
ガイドを引き受けてくださった方々に挨拶し名刺を渡そうとすると「もう何度もいただいていますよ、」と言われる場面あり。神宮外苑訴訟の最初の原告団グループの方であった。
神楽坂のまちづくりの取り組みには舌を巻いた。なん度も住民運動、訴訟をし、敗北しながらも、諦めず自分たちで町の活性化を図ってきたし、いる、ということ。簡単には真似できない強い思いの継続の中でこそ保てるものだった。そこに関わる人々の愛情と熱量、コミュニティの強さの現れ。
石畳の路地の感じよさ、快さ、ワクワク感。時々唐突に現れる高層マンションの違和感。調和と調和を乱す経済活動の対比の具現化だ。
素敵な街並みを作ったら作ったで、儲けたい事業者に狙われてその魅力が破壊されていくジレンマ。自由を保証しつつ、調和をバランシングしていくのは今そこで生きている人々なのだな。目の前の儲けのことしか考えられないのであれば、あの街並みは保つことができず、結果としてその価値を失っていく。
変わり続ける風景を受け継いでいく、ということに思いを馳せた。
Twitter(今はXか)で豊島区の塚田ひさこ議員がその様子の写真をツイートされていて、さわいのどう見ても不機嫌そうな顔が写っていたのを見て笑う。口を尖らせて何かを睨みつけている。どうした?何があった??100%不満顔がよく撮れている。笑(再開発の内容に不満があるのは無論である。)
全国の地方自治体の議員の皆さん(その多くが大先輩)と交流できたことは非常に楽しく充実した時間であった。
神楽坂で降りることにした皆さんと、東京駅まで行くツアーバスを見送った。しばらく手を振って見送っていた。…ら、気づいたらひとりで道に佇んでいた。
帰宅。まずはお洗濯。片付け。
インプットの後はアウトプットだなと気持ちを新たにする。色々なアイデアが浮かんでいる。自由にやりたいな。
昨日、大手新聞に区政報告チラシが折込みされて予定通り新宿区内に配布された。正直もうこんなことはできないかもしれないと思う、予算オーバーの取り組みではあるが後悔はない。
足の擦り傷。剥けた皮膚がベローッと張り付いていたのが気づいたら取れて、傷口がきれいに剥き出しになっている。血ではない、半透明の体液が滲んで時々たらりと流れるのをティッシュで拭き取る。ヒリヒリ。時間が経つにつれて膿は出なくなり、傷口はベタッとした感じで濡れて、テラテラと光っている。皮膚の再生が始まる。
傷ついて擦りむいても自分の意思とは半ば関係なく、からだが即座に癒そうとする作用はすごいな。
今日はきっとよく眠れるだろう。
2023年08月19日 23:39