福島県郡山市へ。
新幹線「なすの」に乗車。郡山終点の新幹線ってあるんだ。初めて乗った。自由席でも余裕で座れた。だんだんと緑が多くなる車窓の風景。時々目に入ってくる太陽光発電パネル。いつの間にか眠ってしまっていた。
れいわ新選組 郡山市政策委員 ふるやまゆいさん 公式ホームページ
温泉旅館のお迎えのバスに乗ったのは一人だけだった。賑わいを感じる駅前から少し離れると簡素なビルの風景に変わっていく。それを過ぎると田園。日本は瑞穂の国、「葦原の瑞穂の国」だもんなと思う。川を渡ったところに大きな看板、右に曲がると温泉宿。温泉宿といっても作業服のビジネスマンも利用するような気軽なところだ。色々な種類のたくさんの動物の剥製が廊下に寄せてある。なんか大きい白い虎みたいなのもいるんだけどあれホンモノだろうか…。
福島いいところだなあ。旅館のスタッフの方の温度のある対応に触れて思う。東京の接客の多くは丁寧で洗練されているけれど、どこか無機質でAIっぽい感じ。
さわいは小学校4年生までこの郡山市で育っている。子どもの頃見た印象的で美しい風景の数々は大概、福島のものだ。自分の背丈ほどもあるコスモスが満開に咲き誇った庭、雪の中で銀色に光る猫柳、稲刈りの後の田んぼでつむ芹の葉っぱ、隣のお家のスイートピーの花、阿武隈川の河原、赤トンボ、稲わらを積んだ山の上に寝転がって見た空…。
しゃがみ込んで遊んでいた道路、そのそばで、女性たちが井戸端会議をしていた。見知らぬ女の人を下から見上た時、あ!と目を見張った。色鮮やかな花模様のワンピースに大きなアゲハ蝶が留まっていた…。
部屋を案内されて廊下を歩いているとき、下の名前(恵美)は何と読むんですか?と聞かれた。「あー…めぐみなんです。」答えると、「私も!」とホテルのスタッフの方が胸の名札をさす。その時初めて顔を上げてその方の顔を見た。ということに気づいた。もっとちゃんとひとを見るようにしないと。いつも無意識にひとの顔を見ることを避けている。
ふたりでいかに「えみ」と間違えられるかについて盛り上がる。何か由来みたいなのあるんですか?と聞くと、近所に同じ名前の可愛い女の子がいてとフフフと笑う。(私の名前も同じようなもんです、浅岡めぐみっていう女優さんから…、)言う前にお部屋に着いた。
財政研究会の宿題に取り掛かる。環境が変わったのと下調べしていたのが実ってサクサクと進んだ。これはよき。あと半分だな。ホッとした。なんせゼミがあるのが東京帰った次の日なんだもの。
ひと段落した頃、お風呂何時までだったっけ??と急いで確認すると、あと1時間弱くらいあった。慌てて入りにいく。ツルツルする温泉質。いいお湯だった。
2023年07月27日 22:44