特別区議会議員講演会と神宮外苑の伐採再開発問題についての講演会
講演会では東京都と東京都内23区(特別区)との間で繰り広げられるリアルなやり取りが聞けて充実の時間…正直、すごい希望ある!というような内容ではなかったんだけれど、ある程度自己開示していただけたことで心情に共感できたということなのだろう。ぶっちゃけてくれるというのはチカラになるのだな。
最後に少し質疑の時間があって他の区の議員の方の質問が濃かった。すごいなー詳しいんだなーと感じた。
再び区役所の控室に戻ってお仕事の続き。今月中に仕上げるべきものが幾つかあって少々焦り気味。
事務局に確認したところ昨日まで作成していた書類にいくつか不備があることがわかって、ガーンとなった。事務局の方が「今回はそれでもいいです。」と言ってくれた。不備はそのことだけじゃなかったけどありがたかった。でも几帳面さが発動して、結局全てやり直してしまいそうな自分がいる。
今回はいいのだ、今回はいいのだから、まだできてない宿題の方をしあげなくてはね(!)5歳の子どもに言い聞かせるように心に思う。
宿題は難航している。地方自治体の財政研究会はゼミ形式で行われるということで、過去数年分のデータをさらっているところ。まずどこにどの項目が入るのか不明。似たような言葉が多いし、最後は数字が合わなくてはいけないから適当に保留も出来ない。項目を理解してまとめられるのはどれなのか理解しないと、とあっちからもこっちからも資料を引っ張り出して調べる。
ちなみにさわいは美術大学出身で在学中はひとりでグラフィック作品ばかり作っていたため、いわゆるゼミというものがどういったものなのかよくイメージできない。実践的ななにか??、ということかしらん。焦る。
資料を追っているうちに神宮外苑関連の講演会に申し込んでいたことをすっかり忘れてしまっていた。もう終わりかけの頃に「あっ!」となってやっとオンラインに接続。ということで最後の方しか聞けなくて残念だったけど、その少しの時間に聞けたことがとても良くて、ああ、さわいも同じようなことを考えていたんだよー、としみじみとする。
記録がなくてそのままの言葉ではないのだけれど、「今、私たちは歴史的なことをやっているんだということを忘れないでいよう、」と誰かがおっしゃったのだ。
今回のようなこと(政治的なことというか大企業の経済活動のことというか、社会問題のこと)に、私たち市民が自ら声をあげてなにかを変化させようとしていること、自分たちの声を思っているだけではなく、実際に、力強く届けようとしていること。うん、多分そんな感じのこと。これらは日本において、かつてあまり行われなかったことだ。木を、いのちを、自分たちの大切ななにかを守るために、私たちは連帯し社会に働きかけている。その行動が今まさに刻々と刻まれていく。
誰かの力で理想の社会が出来たとしても長続きしないしあまり意味はない。
どんなにいい社会が出来たとしても、すぐに資本経済はどこまでもはびころうとするだろうし自分の中に新たなヘイトを見つけるだろうし社会の綻びはなくならないだろう。利害と利害は衝突し合うだろう。
だから他力ではダメなのだ。自分たちで成し遂げなくては。成し遂げ「続け」ていくために。
日々ね、今いる場所から少しでも自らが求める「より良い世界」を求めて、1歩でも歩き続ける。筋力体力精神力をつけて、自分の意志と力でこの道を歩いていくのだ。
主役は市民。まずは地方自治体が自分たちで財源(お財布)を持って、自分たちになにが必要か、自分たちで調べて、自分たちでお金の使い方を決めて運営していくシステムが必要だ。
今のシステムは、生きている大多数の人々のためのシステムになってない。そもそもが、そのために作られていないんだなと実感。国がみんなから徴税して地方自治体に分配したり制限したり、ロクなことしないで大きな顔してるのすごくヘン。階級的な優位性の意識を持ったり、権限を渡すのを嫌がったりするのも。一部の人が権力者として権力をいかに維持して、自分たちの勝手をやるためにどうしたらみんなの目を誤魔化せるかって、テキトーなこと(一見もっともらしい言い訳)を言ってるだけなんだな、と感じている。
明日は区議会で視察、各派代表者会議、介護職の勉強会など。
2023年07月26日 00:37