政務活動費や議員報酬について
午後に政務活動費の説明を受ける。
政務活動費と言えばこれ
映画「はりぼて」公式サイト 2020年8/16公開 (ayapro.ne.jp)
新宿区議会では会派に対してひとりあたり15万円/月が支給され、4半期ごとに月々の会計報告を行う決まり。
用途は区政及び地方行財政に関する調査研究に要するものに限られ、所属する国政政党の活動や選挙活動には使用できない。
項目は9つ。
①調査研究費
②研修費
③広報費
④広聴費
⑤要請・陳情活動費
⑥会議費
⑦資料費
⑧人件費
⑨事務費
すべて「新宿区政務活動費の交付に関する条例 第8条」に基づいて”充てることができる経費”が定められ、同条例の「施行規定 第3条」に基づいて”充てることができない経費”が定められている。内容は新宿区独自のもので、例えば政務活動費の金額そのものもそれぞれの地方議会で異なる。
お伺いしたところポイントはやはり「区政に関する活動」であるかどうかという点。チラシでも、国政政党の広報と受け取られる部分は按分が必要。その場合はかかった費用すべてが按分の対象となる。国政政党の情報でも、区政に関係すると捉えられればOK。
意外だったのは名刺の作成費用。区政でも使うが国政でも使う、ということで、政務活動費からの支出は認められていない。(無所属の議員は??と疑問が浮かぶ。)
もし支出の内容に異議申し立てがあった場合は監査にかけられ、納得が得られない場合は裁判にゆだねられるとのことだった。議会事務局はだいたいのチェックはしてくれるが、最終的には議員の自己責任での判断。
見直しが必要だという声があるとのことだ。例えばPCの購入費用は全額対象となるがタブレットは半額のみである点など。議会資料がクラウドで共有されている実情があり、他議会ではそもそも端末自体が支給対象となっている。その他にも(政務活動費の話ではないかもしれないが)控室のTVよりもインターネット環境の整備の方がいいのではないか、など。前回条例が見直されたのは2013年。
さわいめぐみが政務活動費で最初に購入することになるのは書籍の数々と議員控室の椅子である。今後は議会活動報告チラシの印刷代が主な支出になるだろう。ネットを使った印刷代だけでも、5~6万部で20~25万円を見積もる。本来新宿区22万世帯すべてに毎回の活動報告を届けたいところだが、その予算はなさそうだ。
ところで、恐らくこれから地方議員を目指す方、そうでなくても、議員の報酬は興味の強いところだろうと思う。
簡単ではあるが、新宿区議会議員の年収は993万円~だそうだ。
特筆すべき点は、これが議員1年生であっても、8期目であっても、いち議員であれば同額だということ。(よって本来 ”新人議員だから~”なんて言い訳は通用しないのである。き、厳しい…(!))
※議長、副議場、委員長、副委員長と、役職がつくと報酬は増える。
さわいの6月分の明細を見ると報酬月額 613,000円、ここから所得税 49,300円が引かれて 563,700円が振り込まれている。
ここから区民税、国民健康保険、年金保険などを自分で支払う。(先日早速払い込み用紙が束になって奇襲をかけて…もとい郵送されてきてクラーッと倒れそうになった。)
この他に期末手当と費用弁償が支給される。退職金はない。
政務活動費の対象とならない政治活動をする場合、また政務活動費を超える費用分は、当然自分で支払うこととなる。
さわいは長らく派遣社員や個人事業主として働いてきたため、期末手当、いわゆるボーナスというものがめずらしくてたまらない。
議員となる前、派遣職員(営業職)の収入からは、数字だけ見ると大幅にアップした形だが、様々な事情から実際はあまり変わらない状況だろうと考えている。そしてお金を上手に取り扱う才能に恵まれているとは言い難い。笑 やりたいこと、志したことをやる。人生の旅の資金はあればあるだけありがたい。
夕方からオンラインイベントに参加。
「政治は変わる!地方主権とコモンを目指して」
イベント情報 > Local Initiative Meeting Ⅳ 政治は変わる!地域主権とコモンをめざして | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network (wan.or.jp)
れいわ新選組からは杉並区議会議員の山名かなこさんが登壇
チラシ原稿はもう少し…。
2023年06月27日 19:19