今日は早寝。
田舎の広い運動場が当たり前の環境で育ってきた。今日はその狭さに驚いた。
途中でお暇し、聖徳記念絵画館での新宿区消防所合同水防訓練の見学へ向かった。設置されたテントの下にずらっと並べられた椅子の背中には、国会議員席、都議会議員席、区議会議員席など記載された紙が貼ってある。移動に意外に時間がかかって遅れて到着したため、他の議員の方々への挨拶もそこそこ空いている席に座らせていただいた。粛々と進む訓練発表。
昼に予約していた歯医者さんで治療を済ませる。お豆腐屋さんに寄り道をして帰宅。買ってきたお豆腐をお昼ご飯にしながら本を読む。今朝は早起きしたこともあって、途端に眠くなってしまった。少しだけ、が気づくと数時間経っている。起きてもぐったりして眠り足りない感覚。本を読む。眠る。宅急便が来る。家事を済ませる。
本会議の一般質問の準備があるのだけれど、ついつい今日届いた本に手が伸びた。「ショック・ドクトリン」(堤未果 著)日本とアメリカの密接過ぎる関係を思うと、アメリカでなにが起こっているのか、政治状況を知ることは日本の行政を読み解くにも有益だと気づく。
「グローバル資本主義が助長する、「民営化」「規制緩和」「社会保障(支出)削減」の三大ドクトリン(政策)によって一部の企業だけが潤い、大多数の市民が搾取や差別、暴力の犠牲になっているこの構造…」「危機に便乗して過激な新自由主義をねじ込むこの戦略を…」「国家そのものを解体し、コモンを破壊し、公共資産を最安値で買い叩いて富を得る…」
民営化は「医療、郵政、教育、年金、さらには国立公園まで」も対象とされ、社会保障は削れるだけ削り、自己責任社会にすること…これがアメリカによって計画指導された。日本に起こっている現実と符合するところが多く、符合しない部分はこれから起こり得る未来になるのかもしれない。
この本が「100分de名著」EテレのNHKテキストとして発行されていることに意外な驚きを感じる。
今日は早寝。
2023年05月27日 22:27