選挙物語
四ツ谷駅前での朝のご挨拶からスタート。陽射しが強く電信柱の影に重なるように立っていたら早速R氏に見抜かれる。えへへ
選挙戦でだいぶ日焼け×小じわ増えの感。シクシクシク…
そんな思いを吹き飛ばすように「おめでとう!」と自転車に乗った男性からお声がかかった。感謝。
朝食休憩後は収支報告書の作成、続き。
いろいろなツールから領収書を集めて政治活動と選挙活動に仕分け。手引きを確認しながらフォームに入力。
なんとか目途が立つ。
しかし選挙ってほんとにお金がかかる…。
地元のコミュニティがしっかりあって政治活動の時間が充分あれば、ある程度お金をかけない選挙も可能なのだろうけれど。
さわいの場合は、6年ほど前に上京の新参者、未婚独身お子さんなし、コミュニティなし。公認降りたのが12月。急なことだったからすぐには仕事もやめられず、それでも年明けから半ば強引に有給消化に入らせていただいて…。れいわのボランティアさんは2~3人からスタート。時間ない、ひといない、お金ないのナイナイ尽くしであった。
初めてのことだから、どこまでやったらどんな結果が出るのかの感覚も全くわからない手探り状態。
「選挙とはこうあるべき」といろいろな方にいろいろなことを言われる。お金で解決できることは多いけれど「ない袖は振れない」状態。どこまで無理するか抑えるか、都度都度早急な意思決定を求められる。タスクが無限にある。やること自体は無理なことは特になにもなかったのだけど、最初の頃は精神的にきつかったな…、と思い返す。
3月初旬、本部の方交えた選対ミーティング。あまりにもなんにも揃っていない状況が露呈され、絶望の色を隠さない入院明けのR氏。「あれ??そんなにやばいのかな??」状態のさわい、状況を察した選対メンバー、重く静まり返る会議室。…笑。
それでも1歩1歩ちゃんと歩き続けるんだと、そうして歩き続けてさえいれば大丈夫だと、どこか感じていたんだよな。大丈夫=当選ということでは、明確にはないのだけれど、「コツコツちゃんと積み上げいくんだ、」という長年培った動物的感覚が根底にあった。内的エネルギー=外的結果だとすれば、コンディションは悪くなかったというか。
プラス、確実に運が味方してくれていた。なにもないといいながら、実はなんでもあったのだ。
ポンポンポンッとパズルのピースが立て続けにはまっていくように、気づいたらなんとか形になっていた。ボランティアの皆さん本当に頑張ってくださって、ある勢いというか高まりのような感覚があって。公示からの1週間はもう日々駆け抜けた。二度とない貴重な5か月間。
だから収支報告書に記される数字に詰まっているのは、豊かな悲喜こもごも、物語の数々。
2023年04月28日 23:41